方法論の発展の流れは哲学の流れとパラレル

開発プロセス

開発プロセスをアートととらえられるかは疑問であるが、プログラミングに
対するアプローチの変遷ととらえれば、プログラミングに対するメタな考え
方の提示であるととらえられる。プログラミング業界における社会運動とと
らえることもできるだろう。また、プログラミング方法論の発展の流れば、
ある程度哲学の流れとパラレルにとらえられるように感じている。

構造主義 → 構造化プログラミング
ポストモダンオブジェクト指向プログラミング
カルチュラル・スタディーズデザインパターン
NAM → XP

→XP (Extreme Programming) http://www.extremeprogramming.org/
これはプログラムの開発手法に関する理論なのであるが、様々な意味でいま
までのプログラム開発手法という枠を飛び超えていて、興味深い。ペアプロ
グラミング、テストファーストなどの独特な手法をとりいれている。

XPを提唱したKent Beckなどを中心としたアジャイル宣言という運動もある。
プログラミングを機械的なプロセスではなく、人間中心的なプロセスとして
見直そうという運動である。

Kent Beck http://c2.com/ppr/about/author/kent.html
Martin Fowler http://www.martinfowler.com/
Manifesto for Agile Software Development http://agilemanifesto.org/
http://objectclub.esm.co.jp/eXtremeProgramming/WhatXPPresentsUs/

アジャイル宣言
私たちは,
プロセスとツールよりも個人と対話に,
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアに,
契約交渉よりも顧客との協調に,
計画に沿うことよりも変化に対応することに,
価値をおく.
http://eto.imrf.or.jp/d/0204.html