【gis next express】GPS運用体制、「国が整備すべき」―総合科技会議が報告書案

http://www.c-crews.co.jp/gnext_express/news/back/0312/031216_05.html

政府の総合科学技術会議小泉純一郎議長)専門部会は12日、人工衛星を使って高精度な位置情報を提供するGPS全地球測位システム)の運用について、「公共財として国が整備すべき社会基盤」と位置づけた報告書案をまとめる。現在国内で使用している米国のGPSを補完するシステムとして構築を求める内容。政府は今後、補完手段として開発中の「準天頂衛星」の具体的な運用体制の検討に入る。

総合科学技術会議は今月下旬、専門部会の報告書案を了承する。報告書案によると、衛星を使った測位システムを「安全保障や危機管理上不可欠」と指摘し、日本独自の継続的な運用ができる体制を作ることが必要としている。

2003.12.12 日本経済新聞