石田英敬教授 インタビュー

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個人的解釈ですが、学際というのは学問論ではなく組織論だと思います。学際(interdisciplin:インターディシプリン)というものが学問として成立するのは、非常に難しいと思います。学問組織、研究組織としての学際は可能だと思います。自分の学問分野をきちんと持っている人どうしが、一緒に研究をしたり教育をしたりすることには意味があるからです。しかしそれぞれの学問には認識論的(epistemologic:エピステモロジック)な位置というものがあり、それを単純に2つ付き合わせたからといって新しい知、学際という学問が生まれるということはないと思います。

だからこそ、シンクタンクは、組織論にまともに取り組む必要がある。